和紅茶とは 日本独自の美味しいお茶

日本茶専門店Tea craft worksの清田です。
皆さん、どんなお茶が好きですか?
今回は最近よく聞くようになってきた「和紅茶」についてお話ししたいと思います。

 

和紅茶とは

和紅茶はつまり国産紅茶のことです。
その独特な風味から次第に独自のお茶として認識され、和紅茶と呼ばれるようになったのだと思われます。

中には日本で紅茶が作られていることをご存じない方もまだまだいらっしゃいます。
日本で栽培された茶樹からとれた茶葉を日本で加工し、出荷しています。
「和紅茶」以外にも、「地紅茶」「日本紅茶」と呼んでいる場合もあります。

和紅茶の歴史

日本での紅茶生産は比較的最近で、1876年に紅茶に適する「アッサム種」を導入したことに始まります。

一時期は紅茶の国内消費の大きな割合を和紅茶が占めていましたが、1971年の紅茶輸入自由化以降、安くて品質のいい紅茶が手に入るようになり、和紅茶生産は大きく縮小することとなりました。

現在は品質の向上や独自の取り組みによって、ブランド価値を上げた和紅茶が生産されるようになり、市場規模は年々増加しています。

※紅茶輸入自由化とは
中国で誕生したお茶はやがてヨーロッパに渡り、イギリスで紅茶文化が発達しましたが、世界で大きな存在であったイギリスは中国からのお茶の輸入を独占し、植民地の多くに税金をかけながらお茶を販売していました。
日本への輸出も多額の税金がかかっていましたが、輸入自由化によってこの税金が撤廃されたのです。

 

和紅茶の種類

紅茶は適する品種が緑茶と違い、「アッサム種」という品種が主に使われています。
和紅茶ではアッサム種と緑茶に適する「中国種」を交配した国産紅茶用の品種が使われることが多くなっています。
しかし、日本では経営規模が小さいからか、中国種で紅茶が作られることも珍しくはありません。

それぞれの地域で栽培されることで独特な味の違いが生まれ、魅力的なお茶が多くなっています。

※代表的な品種
・べにふうき
・べにひかり
・べにかおり
・べにほまれ

 

まとめ

和紅茶は難局を乗り越えて作られた日本独自のお茶です。
おいしい淹れ方も見ながら自分だけの味を楽しんでください。

 

Tea craft worksのお茶は紅茶以外にもそろっています。普段使いにもピッタリのティーバッグタイプです。

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