こんにちは!日本茶専門店Tea craft worksの清田です。
今日もおいしく日本茶飲んでますか?
日本茶は食品に分類されます。販売しているパッケージにも「賞味期限」が記入されています。
ところで食品に記載されているのは「賞味期限」と「消費期限」があるのをご存知でしょうか。
今回はこの二つの違いについて説明していきたいと思います。
賞味期限とは
「賞味期限」とは食品の”味”を保証する期間となります。
封を開けていない時に食品がおいしく食べられる期間が書いてあり、この期間の間に食べてほしいと思ってます。
もちろん期間が過ぎても痛みにくいので、様子を見て食べていただくことはできます。
ただ、封を開けてしまうと味がすぐ落ちてしまうので、すぐに食べるようにしてくださいね!
消費期限とは
「消費期限」とは食品の”品質”を保証する期間となります。
主に傷みやすい生もので記載され、封を開けていない時に安全に食品が食べられる期間となっています。
期間を過ぎると傷みやすくなっていますので、食べないようにしてくださいね!
お茶が「賞味期限」になっている理由
お茶、正確にはお茶の葉(私たちは”茶葉”)と呼んでいます。
お茶の葉は「賞味期限」になっています。お茶の葉はとても痛みにくく、”品質”が落ちないため、「賞味期限」となります。
”品質”が落ちる主な原因は細菌の増殖によるものがほとんどです。
細菌が増殖する原因はエサとなる栄養や水分、空気など様々ありますが、皆さんのお手元に届く状態まで加工した茶葉は水分の含有量がとても低く(約2~4%)細菌が増殖できない状態になっているためです。
しかし、その分空気中の酸素や湿気などを吸い込みやすく、あっという間に”味”が変化します。
私たちは味の変化を抑えるために、封の中には脱酸素剤を封入しています。
また、封を開けた後に密封できるチャック付き袋や缶を採用しているのは、そのためだったりします。
冷暗所で保管してもらうのも理由があります。
温度が大きく変化する場所(直射日光が当たるような場所)であると、温度の変化により結露が発生しやすくなります。
結露が発生すると、大きく”味”が変化します。場合によっては”品質”も変化しますので、保管場所は必ず直射日光が当たらない場所にするようにしてください。
このように注意をはらっていても”味”の劣化を防ぐことはできないので、基本的には購入したら早めにお召し上がりください。
今回は「賞味期限」「消費期限」の違いについて紹介しました。
食品は作り立てがおいしいので、表記の期限を守るのもそうですが、購入したら早く食べていただくようにしてくださいね!